小説を読まない人が増えていますね。
よくよく小説を読まない人に聞いてみると「小説を読めない」と考えている人が多いことがわかります。
小説を読んでいると眠くなる・よくわからなくなってしまうようです。
なぜ小説を読めなくなってしまうのでしょうか?
小説を読めない理由から、小説を楽しく読よめるようになる方法について解説します。
出張中にドラクエを3日でクリアして、「この不毛な時間はやばい!小説読んでみよう!」と1日3冊、年間100冊以上小説を読んできました。小説を読めなかった私が、小説を読めるようになったきっかけやポイントを解説します。
小説を読めない理由
小説を読めないと感じてしまう理由はどんなところにあるのでしょうか?
小説を読めない人になってしまう原因を考えてみましょう。
文字だけでよくわからなくなる
小説を読めない人は、小説を読んでいる途中で段々話がよくわからなくなってしまうようです。
文字だけだとストーリーや描写をイメージできなくなっていってしまうのでしょう。
また、途中から読みなおしたときにストーリーがよくわからなくなってしまいます。
これは小説を読む人でもあるあるなので大丈夫です。
小説はなかなか一度にすべて読み切ることは難しいですよね。
何日かかけて少しずつ読み進めていきますので、途中から読み始めたときにどんなストーリーだったかわからなくなり、少し遡って読むことはあります。
それでも、活字に慣れてくるとストーリーはすぐに思い出せるようになります。
どの小説がおもしろいかわからない
小説はどの本がおもしろいのかがよくわからないですよね。
友達に薦められて読んでみた小説がおもしろくなかったり、適当に読んでみた小説がおもしろくなかったりして敬遠するようになった人もいるでしょう。
確かに小説は当たりハズレがあります。
誰かがおもしろいといっていても、自分がおもしろいと感じるとは限りません。
本屋さんに行っても、ものすごい量の小説の中から読んでみたい小説を探すのも難しいです。
Amazonのレビューを見ても、たくさん小説がありすぎて探すのが難しいですね。
小説は読むハードルが高いのにハズレがあるのが、小説を読めない人を生む要因にもなっているのでしょう。
アニメやYouTubeなどのコンテンツに慣れてしまった
ひと昔前はテレビやマンガを中心としたコンテンツが娯楽の中心でした。
しかし、時代の変化に伴いアニメやYouTubeなどが気楽に観られるようになりました。
ネットフリックスやAmazonプライムなどにより、安価でおもしろい動画も気軽に手に入るんですね。
小説よりも動画のほうが受動的に観ることができるので楽なんです。
これらの楽なコンテンツに慣れてしまうと、小説は少しハードルが高くなります。
かなり主体的に「読む」と決心しないと読み始められませんからね。
自由に使える時間に気軽なコンテンツが増えている時代です。
気軽に楽しめることコンテンツが増えていくと、小説の楽しさを知らない人はますます読めなくなっていくかもしれません。
小説を読めない人が読めるようになる方法!
小説を読めない人はどうしたら小説を読めるようになるでしょうか?
小説を読めない人が読めるようになる方法を考えてみましょう。
小説ならではの魅力を知る
小説を読みたいと思うには、小説ならではの魅力を知ることです。
マンガや動画ではできない小説ならではの魅力というものがあるんですね。
小説には文字しかありません。
画像や映像がないからこそのトリックみたいな展開が作れるんです。
例えば、乾くるみの「イニシエーションラブ」はラスト一行でどんでん返しのある小説です。
「うわーーーー!!」というラスト。
イニシエーションラブは映画化もされましたが、やはり小説のようにはいっていません。
きっとイニシエーションラブを読んだら小説にハマるはずです。
気楽に読める活字の本を読んでみる
小説は最初から最後まで読み切らないとおもしろくないですよね。
小説はすべて読み切ることが前提になっている本なので、少しハードルが高いと言えるかもしれません。
それならば、ビジネス本や自己啓発系の本など気軽に読める活字の本を読んで慣れるのもおすすめです。
キングコング西野亮廣さんの書籍は文字や行間も広く、サクッと読めてやる気にもなれるのでおすすめです。
最新刊「夢と金」を読んでみるのはいかがでしょうか。
最初は小説ではなく、読みやすい活字の本から入ると小説にも入りやすくなるはずです。
音声で小説を聴いてみる
小説のストーリーは気になるけれど、どうしても活字は厳しいという方には音声で小説を聞く方法もあります。
Amazonのサービス「Audible(オーディブル)」では、「聴く読書」として200万冊以上の書籍を聴くことができます。
プロのナレーターによる音読なので、臨場感のある小説を聴くことができます。
月額1,500円となりますが、本1~2冊買うと思えば元が取れてしまいます。
Amazon会員であれば30日間無料でお試しすることが可能です。
試してみて合わなければ30日でやめればOKですので試してみてはいかがでしょうか?
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小説を読めない人でも読みやすい作家
小説が読めない人はどの作品を読んだらいいのかがわかりませんよね。
友達からおすすめされた本が難しくて読むのを断念した方も多いはずです。
そこで、小説を読めない人でも読みやすい作家さんを紹介します。
ハズレが少なくて、ストーリーにも入りやすい作家さんなので迷っている方はぜひ読んでみてください!
池井戸潤
みんな大好き「半沢直樹」シリーズの作者といえば、池井戸潤さんです。
元となっている小説は「俺たちバブル入行組」
半沢直樹シリーズは「俺たちバブル入行組」から「俺たち花のバブル組」「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」と4作品ありますので、続けて読んでみるのもよいでしょう。
また、下町の中小企業が宇宙ロケットのバルブシステムを開発する「下町ロケット」もドラマで話題になりましたね。
下町ロケットの作者も池井戸潤さんです。
映画やドラマで知っている作品から、小説に入るのもおすすめですよ。
井坂幸太郎
伊坂幸太郎さんは会話劇やシチュエーションがおもしろい作家さんです。
映画化されている作品も多いので、小説を読めない人でも入りやすいですよ。
首相暗殺の罪を擦り付けられ逃亡する「ゴールデンスランバー」や、殺し屋たちのすれ違いがおもしろい「グラスホッパー」の作者さんでもあります。
個人的に一番のおすすめな作品は「アヒルと鴨のコインロッカー」です。
「一緒に本屋を襲わないか」と隣人に誘われ、なぜか本屋から一冊の広辞苑を盗もうとするところから始まるストーリー。
コミカルな会話と錯綜する過去と現在。
映画化もされていますが、これこそ小説で読んでほしい一冊です。
第25回吉川英治文学新人賞受賞作でもあります。
東野圭吾
ハズレなしの小説家といえば、東野圭吾さんですね。
小説を読めない人はまず東野圭吾作品を読めといいたいです。
福山雅治主演でドラマ・映画化されたガリレオシリーズも東野圭吾さんの作品です。
ガリレオ3作目となる「容疑者Xの献身」は直木賞受賞作でもあります。
ほかにも、映画やドラマ化された作品は数知れず。
タイトルを聞いただけで、「あー聞いたことある!この作品も東野圭吾さんなんだ」と思う作品も多いはずです。
などなど、これらの小説はほとんど読みましたが、イチオシは「秘密」です。
交通事故により娘の身体に奥さんが乗り移ってしまうストーリー。
これも、小説ならではのラストシーンに初めて泣きました!
【小説を読めない人必見】小説を読めるようになる方法!まとめ
小説を読んでみたいけれど、小説を読めない人は下記の方法を試してみましょう。
マンガを好きな人や映画を好きな人は、きっと小説を好きになります。
ただ小説を読んでこなかっただけなんです。
小説には小説にしかない魅力がありますので、是非1冊読み始めてみてください!