怪しい在宅ワークランキングの運営グループについて元業者が解説します

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副業系

こんにちは。かずにぃです。

このような絵面(えずら)をみたことがありますでしょうか?

今回取り上げる内容は、上記のような在宅ワークや副業のランキングサイトに見せかけた悪質販売についてです。

このサイトの運営グループは長年にわたり「販売名称」「販売会社」を変えて、悪質な販売を続けていることがわかっています。

現在わかっている会社名だけで、

※2024年2月14日更新

様々な会社や名称で同様の販売を続けています。

この記事では、このグループの販売の手口やお金を支払ってしまった時の対処法・返金方法などを解説していきます。

このグループの手口と目的は?

ここでは同グループの手口を解説していきます。

「お金を払ってしまったので、手口とかどうでもいいから返金したい!」と考えている方は、このセクションは無視して、同グループからの返金方法と実績を先にご確認ください。

結構業界のテクニカルな話も解説していきますので、WEB広告に関わるお仕事をされている方も読み物として面白いかもしれません。

【手口の手順1】ランキングサイトから流入させる

まず一つ目の特徴は、同グループの商材のページの集客動線として、検索エンジンの有料広告を利用しています。

これはiphoneのyoutubeアプリで「副業 スマホ」と検索した際の、検索結果画面に表示された同グループの広告です。

この広告をクリックすると、副業や在宅ワークのランキングサイトに遷移します。

ランキング形式で、情報商材を掲載しています。

時間帯やデバイスに応じてランキングの内容を変更しているのも同グループの特徴の一つです。

例えば、このランキングサイトをPCで表示したり、スマホでもWIFI経由閲覧すると、ランキングの内容が変わっています。(モッピーやココナラ、クラウドソーシングのサイトなどまともな企業が並ぶようになります。)

ランキングサイトをPCで表示させたキャプチャ

これが広告の審査対策だとしたら、相当に広告運用をやり込んでいる人たちです。素晴らしいノウハウで、やり込みに感心します。

【手口の手順2】検索対策に名称を頻繁に変更する

これらの画像をご覧ください。

画像を見るとわかると思いますが、同グループのランキングサイトでは同じデザインで頻繁に販売名称変更されます

左から

  • 「スマセリフ」
  • 「プチコトバ」
  • 「レゴココア」

と全く別の名称になっていますが、やっていることは同じ手口です。

これは、同じ名称で販売をするとネット上ですぐに悪評で溢れてしまうために、名称を頻繁に変更して悪評による売り上げへのダメージを少なくするための施策です。

同グループくらいの規模で広告費用を使っていることを考えると、インターネットの悪評による売上へのダメージは数百万〜千万円単位にも及びます。

次に紹介する販売会社名については、別の理由も加わります

【手口の手順3】販売会社を頻繁に変更する

同グループは販売会社も頻繁に変更しています。

まずこちらをご覧ください。

上記は私が過去に取り上げたこちらの記事の抜粋です。

読んでいただくとわかるように、販売会社も頻繁に変更しています。

この記事を執筆している最中にも、「合同会社Frre」「合同会社BRTC」という二つの会社が販売会社として同じ商材に出てきました。

この「販売会社の変更」には、販売名称を変更するのと同じく、悪評対策のためでもありますが、もう一つ大きな理由があります。

それは、「銀行口座とクレジットカード決済の準備があるから」です。

こういった情報商材の販売代金を受け取るための銀行口座は、悪質度合いが大きいほどすぐに口座が凍結されてしまいます。

クレジットカード決済の場合は、クレジットカードの決済代行会社から売上代金の入金が凍結されます。

口座が凍結されてしまうと、銀行協会に会社名が共有されますので、もうその会社の名前では銀行口座が新しく作れません。クレジットカード決済会社との契約も難しくなります。

基本的に情報商材屋は常に販売会社を探しており、販売に適した条件の揃った法人は高値で売買されることもあります。

特定商取引法に基づく表記に記載されている会社は情報商材の販売用の会社であり、実態がないことがほとんどです。

【手口の手順4】オペレーターによって手動で巧妙に電話勧誘へ誘導する

実際に申し込みをしてみるとどうなるのかをみていきましょう。

ランキング2位の「プレサトリ」に登録していきます。

「詳しく見る」というボタンをタップすると、

登録ページに遷移しますので、「0円スタート」というページ下部のボタンをタップすると

MAIという女性キャラクターのLINEに登録するように促されます。

これはランキングのどの案件から登録をしても、女性キャラクターの名前が違うだけで、同じ挙動になります。

ともだち追加をすると

このように「申し込みページ」に登録するように促されます。

もちろん、「稼げる」「稼げた」との情報は自作自演です。

このLINEはテンプレートも使ってもいますが、人間のオペレータが丁寧に対応していますので、変則的な質問などをしてもしっかりとした回答が返ってきます。

申し込みページでは、電話番号やメールアドレス、住所などの個人情報を入力するように求められます。

私への相談で多いのが、代金を支払わないと入力した個人情報宛に法的手段をとるなどと脅されているケースが多いです。

申し込みを完了させると、仕事内容を説明すると銘打って電話可能な時間帯を聞かれます。

同グループから返金は可能なのか?

【手口の手順3】販売会社を頻繁に変更するでも説明しましたが、同グループは販売会社を頻繁に変更しますが、結論からお伝えすると全ての会社から返金させることは可能です。

情報商材業社からの返金方法はこちらの記事で詳しく手順を解説していますので、手順を読み込んで行動に移してください。

返金実績

ここでは、返金に成功したと読者さんから報告をもらっている会社名をデータベース型で掲載しています。

実績に記載されている会社にお金を支払ってしまったという方は、返金が可能なのですぐに行動を取られてください。

同グループから返金された事例
  • 株式会社緑
  • 株式会社三協
  • 株式会社スキル
  • 合同会社ゼット

もちろんここに記載されている会社以外の場合でも、手口は同じですので返金は可能です。

まとめ

同グループの有料広告→ランキングページ→電話勧誘販売という手口は会社名や販売名を変えて数年間にわたって同様の販売を続けています。

会社名や販売名がすぐに変更されるので、グループの手口を解説する形で記事を執筆しました。

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